【 新居浜の 技術が集まり 揃い踏み 】

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第70回 全国労働衛生週間(令和元年10月1日~7日)

1.開催日時  令和元年10月1日(火)  午前10時~11時45分

2.開催場所  ㈱クシベウィンテック

3.参 加 者  組合役員11名、事務局1名

4.パトロール事業所  ㈱クシベウィンテック 本社工場

5.結果

(1) パトロール  クシベウィンテック側から3名の説明役が付き、全員一緒にパトロールを実施。所要時間約40分

(2) クシベウィンテック会社説明  パトロール終了後、事務所3階の会議室にて、総務部経理課長尾崎智氏から、プロジェクターと配布された会社案内により、会社の概要、安全・衛生に関わる取組みの説明を受ける。

(3) 質疑応答

Q.作業環境測定は行っているか?

A.粉じん、有機とも年2回実施している。

Q.メンタルヘルス対策はどうやっているか?

A.平均年齢は30歳代と若返っている中、上司が部下に対して積極的にコミュニケーションを取りに行くよう会社の方針として取組んでいる。ストレスチェックも行いケアーを行っている。

Q.安全対策としては、どういった取組みを行っているのか?

A.QC活動をとおして、効率性や安全性を高める取組みを行っている。熱中症対策としては、溶接や仕上工にクーレットの着用を義務付けている。全社員にポカリスエットを1本/人支給。製氷機を設置し、いつでも必要な時に氷が使用できるようにしている。結果としてここ5年は、本社工場の労働災害はゼロとなっている。熱中症で体調を崩した者もゼロである。

Q.働き方改革の対応はどのようにしているのか?

A.人口減少による働き手の確保は益々難しくなることは間違いない。こういったことを踏まえて、溶接作業を中心とした自動化を極限まで進めて行く方針である。以前は効率化を前提とした自動化であったが、これからは効率化が少々悪い所であっても自動化を推進する方針である。

Q.人材育成の特徴は?

A.社内で技能大会を行っている。京都工場と三豊工場の持ち回りで行っている。各工場上げて応援する場づくりを行っており、参加する職員のモチベーションの向上に役立っている。

 


 

第92回 全国安全週間(令和元年7月1日~7日)

1.開催日時  令和元年 7月 2日(火)

          午前9時15分集合 (出発 9時30分)

2.開催場所   新居浜商工会議所3階 第2会議室

3.参 加 者   組合役員18名、事務局1名

         新居浜労働基準監督署 安全衛生課長 西本直樹

4,パトロール事業所  18社

(反省会)

第1班 西岡圭(山内秀樹理事代理)

・殆どの企業でポスター掲示など安全週間が浸透されていた。ただ一部の企業で出来てない企業も見受けられた。出来ていない企業では、安全通路の確保や保護具の着用などで、出来ている企業との差が大きいと感じた。

 第2班 班長(酒井志津香 理事)

・企業によって工場内の整理整頓に差が見られた。通路に材料が置かれた企業も見受けられ、早急に改善が必要と感じた。中には、写真を取りたいくらい参考になる企業もあった。

 第3班 班長(伊藤公一 理事)

・今回は、足元を中心に通路が整理整頓が出来ているかどうかという観点でパトロールを行った。結果、概ね出来ていると思った。パトロールを重ねるうちに、職場環境は改善されている感があり、そういった意味で当事業の意義は大きい。

・1社当たり10分程度の査察であり、時間が短いと思うので配慮をお願いしたい。

(青年部からの感想)

萩尾 龍彦 総務委員長

 ・若い人が多く働いていたことに感心した。これから暑くなっていくが、そういった企業は空調やエアコン対策も行っており感心した。

小野 幹太 研修委員長

・今日は曇天だったので、特に工場内の光量について見た。工夫して光を上手く取り入れている企業や、中にはこんな状況で大丈夫かという企業も見受けられた。私としては、工夫している企業を参考に光量の確保に努めたい。

稲見 孝介 研修副委員長

・当社は今年5Sに取り組むので、そういった観点で工場を見させてもらった。機械加工を行っている会社が非常に参考になった。良いところを積極的に取り入れて行きたい。

(その他の感想)

秋田理事

・何年か前になるが、初めてパトロールに参加した時に比べて、全体的にかなり工夫して職場環境が改善していると感じた。

新居浜労働基準監督署 西本安全衛生課長

・何箇所か暗い工場があった。

・男女一緒のトイレはNG

・通路は確保されていた。床置きの材料の角に、切ったチューブを充てる等、安全管理に工夫がほしい。

・NC旋盤はマスク着用が原則

・安全帯(フルハーネス型)の交換に関わる補助金が出るので活用してほしい。

・7月が熱中症の発生率が最も高い。テキストを見て万全の体制で臨んでほしい。

萩尾理事長の総括

工場全体、少しづつ良くなってきているようである。しかし、企業間で安全面に取り組む格差が出てきているのも事実のようであるので、経営者間で本日の情報を共有しながら、次の労働衛生週間に備えて行ってもらいたい。