【 新居浜の 技術が集まり 揃い踏み 】

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去る3月5日ご逝去されました、近藤弘前理事長の後を受けまして、5月26日の当組合の総会において新理事長に就任いたしました。

私は合併3組合出身ではないし、大きな組合の長としての力量不足等で、当初は困惑いたしましたが、お引き受けした以上は微力ではありますが、組合発展のために尽力したいと考えておりますので、組合員の皆様及び青年部には、組合運営につきまして一層のご指導、御協力のほどをお願い申し上げます。

さて、我が国の経済もバブル崩壊後の長引く不景気に続く、産業の国際化や、規制緩和による競争激化等によって、産業構造の変化が進んでおり経済動向も目まぐるしく変化しておりますが、とりわけ中小企業には厳しい状況が続いております。

当組合員の多くの事業所でも受発注の国際化は否応なく熾烈な価格競争となり、大きな影響を受けているものと思われます、これは、一過性のものでなく、日常的なものになると考えられます。

これからの組合員事業所及び地場産業鉄工業としては、今までもそうであったように住友各社を中心とする他の大企業も含む、協力事業所としての実績を土台にとしながらも、今までに得た広範な高いレベルの技術を生かした独自製品の開発に努めると共に、最近市当局、及び商工会議所でも大きな関心を持っております。政府が作成致しました「経済構造の変化と創造のための行動計画」の新産業といわれるものの中にあります、環境産業とメンテナンス産業の2部門について、新居浜市商工業振興対策協議会で研究部会が発足しようとしております。まだどういうものであるかイメージできるものでありませんが、組合と致しましても積極的に参加をして、将来を模索していかなければならないと思っております。これからも組合事業を進めるに当たって、県、市、又は他の行政官庁への交渉事でも、組合員の意志統一と団結が不可欠であります。今後とも組合員のご指導と御協力を得ながら、組合運営に当たりたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。