【 新居浜の 技術が集まり 揃い踏み 】

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去る5月26日の第11回通常総会におきまして皆様のご推薦をいただき、新理事長に就任いたしました。

現在は非常に難しい時期であると思っておる私といたしましては、自らの力量不足ゆえ困惑しましたが、結局お引き受けすることに致しました。微力ではありますが、組合発展のため精一杯尽力するつもりですので、組合員及び青年部の皆様には、組合運営につきましてなお一層のご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、我が国の経済は、消費税アップに端を発する個人消費の低迷、金融資本の目減り、破綻などに加え、産業構造の変化による競争の激化、価格の低落化、高齢化、少子化などいずれもマイナスとなる要因が相互に作用しあいながら複雑な平成不況という大きな渦を現出させて来ておりますが、今や1日1日が21世紀に向かって胎動してるこの時、私達は一体何をすべきか、又何が出来るのでしょうか。

この時、私達は毎日が試練だとは思いますが、あらゆる問題に冷静な判断のもと、迅速な対応を果たすことによって、活路を見つけて行きたいと思います。

中小企業には問題が山積し、風当たりが強い中、我々新居浜地区の鉄工業も、これまで住友各社の果たされた、この地への恩恵を十二分に評価しつつも、少しずつ住友離れが始まり、今や自分達が獲得した技術やノウハウの上に、独自の製品を開発しようと苦吟しております。

又新居浜市も次代の波の力のひた寄せる流れに沿って、新しい商業圏を形作ろうとしております。我々業界といたしましても、現況を十分把握した上で、将来の企業はってのために、自ら培ってきた技術、情報、人材といった経営資源、特に人材を更に有効に活用し、新しい次代に即応できるよう努力して行きたいと思います。